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eラーニングマガジン編集部

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--- 日本の人材育成に関する業務に対して、インストラクショナル・デザインが貢献できるポイントとしてはどのようなことがあげられるでしょうか。

 経営戦略に沿った人材戦略が日本企業にとって大いに求められております。研修の効果的な立案、研修効果の提示、人材開発担当部門のアカウンタビリティなどを含め、研修の分析から評価へのステップを論理的にサポートしてくれるインストラクショナル・デザインの考え方は、単に教材開発やe-ラーニング開発現場だけではなく、広く企業の人材開発担当者にも役に立つ概念、理論だと信じております。

--- インストラクショナル・デザインの手法を本格的に取り込むことにより、特にeラーニング開発においてどれほどの効果が見込まれるのでしょう。
 e-ラーニングというのは、同期型の場合を除いて、ほとんどが自己学習と想定されます。ですからこそ、いかに効率よく、そして、自ら学びたいと思わせるような学習構成にするかが必須のことです。
  インストラクショナル・デザインには、過去の経験や研究から、どのような学習内容やスキル習得のためには、どのような学習活動(ラーニングアクシビティ)が適切か、といった分析がされています。

 そのような考え方を利用することによって、より効率的、かつ学習者からも受け入れられるeラーニングを展開することが可能になると思います。
--- インストラクショナル・デザイン・ワークショップを過去4回開催していらっしゃいますが、この間に世の中の風向きが変わってきたな? と思われたのはどんなときでしょう。
 e-ラーニングを提供する側だけではなく、企業における研修 企画担当者や人材開発担当者の方の興味や参加もたくさんあることです。

今、インストラクショナル・デザインは、単にe-ラーニングを提供する側の問題ではなく、企業における研修・人材開発担当者にとっても重要な概念であるという認識が浸透してきたような気がします。
ということは、e-ラーニングや研修の提案を行う側には、その基礎としてのインストラクショナル・デザインの考え方の理解がよりいっそう求められるということなのではないか、と感じております。
--- 最後にこれからインストラクショナル・デザインに取り組もうとする方々や企業へメッセージがありましたらどうぞ。
 先月末にe-ラーニングコンソーシアムから出版された「インストラクショナル・デザイン入門」を含め、「インストラクショナル・デザイン」という概念を学ぶための書籍もやっと日本語で手に入るようになりました。

 今後は、それを、いかに概念やテクニックとしててだけではなく、企業の経営戦略に沿った人材開発を開発していくかというラーニングストラテジストとなるためのスキルに活用していくことが必要になっていくと思いますし、今後、当社をはじめNETさんと提供していくさまざまな研修や「Designer'sEdge」などのツールを通じて、多いに貢献していきたいと思います。

■プロフィール■
中原 孝子(なかはら こうこ)
国立岩手大学卒業後、米コーネル大学大学院にて、教育の経済効果、国際コミュニケーション学等を学ぶ。 その後、慶應義塾大学環境情報学部武藤研究室訪問研究員として、インターネットを利用したデータマインニングやE-ラーニングなどの研究に携わった。 職歴 米系製造販売会社、金融機関、IT企業にてトレーニングマネージャーとして活躍し、 平成14年5月 株式会社インストラクショナル デザインを設立。
会員 ASTD会員、慶應義塾大学環境情報学部研究員


 

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