ネクストエデュケーションシンクは、IT教育コンサルタント芦屋広太氏と共同で、書籍での内容理解度をインターネットでセルフチェックすることができ、効率的に反復学習できるサービスを開始した。

　書籍とインターネットが連動し、内容の理解度をセルフチェックしながら、なかなか習得の難しかったコミュニケーションスキルを効率的に習得ができるように工夫。スキル診断で全国ランキングも分かるようにし、学習のインセンティブにも工夫。業務上集合教育が困難な企業、派遣人材教育、内定者教育など遠隔教育にメリットがある企業、個人スキルアップ向けで、本書をコミュニケーションスキルのテキストとして利用することができる。

　開発の背景には、人の働き方と教育の変化がある。

　近年、派遣社員など頻繁に職場を変えるケースでは、本来、年長者から伝えられるべき仕事上の知恵・ノウハウが若い世代に伝わりにくくなっていることがあげられる。コミュニケーションスキルなどは、一緒にいる先輩などが若い世代に助言することでスキルアップしていくが、現在の働き方では困難なケースが増えており、新しい教育サービスが必要とされていると考えた。

　コミュニケーション能力などの、いわゆる対人能力系は、ＯＪＴや集合研修で身に付けていくのが普通だが、派遣社員などには、これに代わる教育サービスが必要と判断、ネクストエデュケーションシンクでは２年前から研究を続けた。今回、携帯に便利で、購入が簡単な一般書籍とインターネットを使ったオンラインテストの組み合わせで、遠隔地の人材でも一斉に教育し、習得度を係数化できる診断サービスを開発、商品化した。

* 2004年に日本経団連が会員企業を対象に行った「新卒者採用に関する調査」では、選考時に最も重視する要素として、「コミュニケーション能力」を第一位に挙げた企業が75パーセント。そして2005年もほぼ同様の結果であった。

ニュースリリース=http://www.nextet.net/cominfo/press/p060324.html

ご購入はこちら
・株式会社ＰＨＰ研究所=http://www.nextet.net/products/ashiyakouta_001.html
・アマゾンドットコム=http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4569648223/qid%3D1143716867/249-1526711-0685964