日本IBMは今月中旬から、企業の内部統制強化を支援するサービスに向けての 対策で、約3000人の全営業員を対象にした教育を実施する。内部統制に必要な業 務内容や手順を文書化するなどの作業を習得することを目指す。

　教育は、eラーニングなどを利用し実施する。また、金融、流通など業種別の 営業部門に、それぞれ内部統制強化サービスの指導担当を配置。通常の営業活動 時にも支援サービスを受注できる体制を構築し、需要を早期に囲い込む。

　大人数を対象とする企業研修に導入する場合、集合研修のように職場を離れず に済むので、時間とコスト双方を削減でき、eラーニングのメリットが活かされ る。また、短期間で一律に効率よく学習できるので、一気にスキルの底上げが可 能だ。

[参考文献：2006年7月8日/日本経済新聞　朝刊]

日本IBM ＝ http://www.ibm.com/jp/