【ニュースリリース】 07/11/26

ネクストエデュケーションシンク、アイティメディアと共同で 客観テストによる IT エンジニアの ITSS レベル判定調査を 11 月26日より開始

〜 「@ IT 自分戦略研究所」にて 12 月 25 日まで実施。国内で初めてとなるITSS客観テストによる全国調査 ( *1 ) で、 個人・企業ともスキル習熟度の無料判定が可能〜

 
【本文】

 株式会社ネクストエデュケーションシンク(東京都文京区、代表取締役社長:斉藤 実) は、アイティメディア株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:大槻利樹)と共同で、 2007 年 11 月 26 日から 12 月 25 日の期間、 IT エンジニアのスキルの習熟度や知識のレベルを把握すべく、オンライン調査「 ITSS レベル判定調査」を実施します。調査に回答する IT エンジニアは、無料で自分の ITSS レベルを判定することができます。

 ITSS ( IT スキル標準)は、経済産業省が 2002 年 5 月に策定した各種 IT 関連サービスの提供に必要とされる能力を明確化・体系化した指標で、産学における IT サービス・プロフェッショナルの教育・訓練等に有用な“ものさし”(共通枠組)を提供するものです( *2 )。

 本調査は、株式会社アイティメディアが運営する IT エンジニアのキャリアアップ支援情報サイト「@ IT (アットマーク・アイティ)自分戦略研究所( http://jibun.atmarkit.co.jp/ )」において、当社が開発した「 ITSS レベルチェッカー」( *3 )の診断時間短縮版を使用し、 IT エンジニアの ITSS レベルと年齢やエンジニア歴、保有資格との相関関係を分析のうえ、結果を公表します。

 調査対象は、「@ IT 自分戦略研究所」をはじめとするアイティメディアのウェブサイトを利用する IT エンジニアと、ネクストエデュケーションシンクが運営する企業研修情報ポータルサイト「エデュケ( R )」 ( http://www.net-eduket.jp )および 「 NET 通信」を利用・購読する 2500 社の企業の社員、 IT エンジニアです。回答者が約 20 分程度で 20 〜 25 問(選択式)の ITSS レベル判定テスト(客観型テスト)、および属性に関する設問(業種職種、年齢、仕事内容と経験年数、技術関連保有資格等)に回答することで、 ITSS で分類される 11 の職種とレベルごとに、年齢やスキルの分布、実務経験との相関関係等を明らかにします。

 回答者は、「 ITSS レベル判定調査」( http://jibun.atmarkit.co.jp/lskill01/itss_s/ )の アンケート項目に回答するだけで自分の ITSS レベルを無料で判定することが可能です。その結果は、「 ITSS スキル習熟度・知識レベル」「総合評価」「各スキル分野の評価」として 回答直後にオンライン上で確認できます【図 1 】。

 なお、本調査の分析結果は、 2008 年 2 月に 「@ IT 自分戦略研究所」サイトにて 発表の予定です。

 また、企業・部署単位での「 ITSS レベル判定調査」実施の申し込みも受け付けており(「企業・部署単位で診断申込み」)受付ページより申し込み: http://jibun.atmarkit.co.jp/lskill01/itss_s/ )、この場合は、事後、企業、部署ごとの ITSS での組織分析資料(簡易分析資料)を、申し込み責任者の方に無料で提供いたします。この資料には、全国平均や業態分野ごと、企業規模別での比較等が読み取れるもので、これまで ITSS 導入検討中の企業の方々も、簡易版とはいえ、 ITSS での人材スキル診断・組織分析・ ITSS 導入の事前調査などが気軽に受診・判断できるよい機会となります。なお、さらに詳細分析やカスタマイズ資料をご希望の企業は、別途有料となりますが、ネクストエデュケーションシンクへ直接申し込みが可能です。

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【調査概要】

•  調査名: 「@ IT 自分戦略研究所  ITSS レベル判定調査」

•  調査期間: 2007 年 11 月 26 日〜 12 月 25 日

•  調査方法: Web ページ上でのアンケートおよびテスト回答式

•  URL : http://jibun.atmarkit.co.jp/lskill01/itss_s/
       (個人・企業申し込み)

•  調査対象: 「 @ IT 自分戦略研究所」「エデュケ」「 NET 通信」「 e ラーニングマガジン」の読者個人。また企業および企業内社員等

•  調査機関: アイティメディア株式会社、株式会社ネクストエデュケーションシンク

•  調査結果: 2008 年 2 月に 「@ IT 自分戦略研究所」サイトにて 発表予定

2007 年 9 月、独立行政法人 情報処理推進機構( *4 )が情報処理技術者試験( *5 )を平成 21 年度春期試験から新試験制度に移行する案を中間報告として発表。改訂の柱のひとつとして、 ITSS との整合化を図り、 ITSS でのレベル分けを情報処理技術者試験にも適用するとしています。共催両社では、この改訂により ITSS が IT エンジニアのスキルの指標の標準として今後、普及が一層拡大する可能性があることを想定し、 ITSS レベルと年齢や職種、業態、経験年数、企業規模等の実態を定期的に調査公表すべく、本調査を行います。

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 【図 1 】 ITSS レベル判定結果 サンプル画面

* 1  国内で初めてとなるITSS客観テストによる全国調査

 2002 年 12 月の ITSS の発表以来、アンケートや自己申告診断ではない、客観型テストのみで測る全国規模での ITSS レベル判定調査は、国内初となります(ネクストエデュケーションシンク編集部調べ)。

 経済産業省から本年 10 月末に、平成21年度からの情報処理試験制度の大幅改定が発表され、 ITSS レベル1〜3、及び4の一部までの知識・実務スキルは、客観型テスト(新情報処理試験)によって判定される方針が公表されたことにより、 ITSS レベルの再認識が IT 関連企業において活発化しています。ネクストエデュケーションシンクでは、今後この客観テスト方式での ITSS レベルの判定調査の有効性がより高まったと考えて、個人・企業に向けて本調査を共催実施いたします。

* 2  ITSS Skill Standards for IT Professionals IT スキル標準)

 IT 関連サービス分野( IT 業界、および一般企業や行政、教育・研究機関等の情報システム部門を含む)における職種と、必要とされる技能(スキル)を明確にするために、経済産業省が策定したスキル体系。職種を「コンサルタント」や「プロジェクトマネジメント」、「 IT スペシャリスト」等 11 の職種に分類し、職種ごとに全部で 36 の専門分野を設定。各専門分野に対応して、 IT エンジニア個人の能力や実績にもとづき 7 段階のレベルを規定。

* 3 「 ITSS レベルチェッカー( TM )」

 株式会社ネクストエデュケーションシンクが開発したオンライン型テスト。各職種、各分野の専門家が作成した実務客観テスト出題で ITSS スキルの熟達度・知識レベルを測定。知識だけでなく実務スキルまでを測定できる仕様でスキルが数値化されるため、他者との比較や全体平均とのギャップ等を見ることができる。 また、企業・部署単位で実施することにより、組織分析やITSS研修との連携が可能となる。今回の「 ITSS レベル判定調査」では、 20 分程度で診断できる・時間短縮簡易版を利用する。

* 4  独立行政法人 情報処理推進機構( IPA: Information-technology Promotion Agency, Japan

 日本における IT 国家戦略を技術面、人材面から支えるために設立された独立行政法人。オープンソースソフトウェアの普及促進・基盤整備・情報集約と発信、ソフトウェア開発の効率化支援をするソフトウェアエンジニアリング手法の確立、情報セキュリティ対策、ソフトウェア開発支援、 IT 分野の人材の発掘・育成等の事業を行っている。

* 5 情報処理技術者試験

 経済産業省が「情報処理の促進に関する法律」にもとづき、情報処理技術者としての「知識・技能」の水準がある程度以上であることを認定している国家試験。情報システムを構築・運用する「技術者」から情報システムを利用する「エ ンドユーザ(利用者)」まで、情報技術の背景として知るべき原理や基礎となる技能について、幅広い知識を総合的に評価。

以上

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「@ IT 自分戦略研究所」

http://jibun.atmarkit.co.jp/

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■アイティメディア株式会社について http://corp.itmedia.co.jp/

IT 関連分野に特化したウェブサイトにて情報/サービスを提供するオンライン・メディア事業を展開しています。月間約 1,000 万人のユニークユーザーを擁し、 IT 総合情報ポータル「 ITmedia ( http://www.itmedia.co.jp/ )」、 IT エキスパートのための問題解決メディア「@ IT (アットマーク・アイティ、 http://www.atmarkit.co.jp/ )」をはじ め、目的やターゲット別に数多くのサイトを運営。 IT のあらゆる領域をカバーし、各分野の専門的なコンテンツをいち早く提供することで、読者と企業の皆様のさまざまなニーズに応えます。 2007 年 4 月、東京証券取引所マザーズに上場(証券コード: 2148 )。

■株式会社ネクストエデュケーションシンクについて http://www.nextet.net/

 スキル診断システム・コンテンツの開発を専門とし、eラーニング・集合研修 3000 種類を提供する教育研修サービス会社。企業向け研修情報ポータルサイト「エデュケ[ Eduket ]」 http://www.net-eduket.jp/ (月刊 35 万PV)を運営。 また、 100 万テスト以上の実施実績をもち、企業ごとにカスタマイズ可能な ASP 型汎用アセスメントシステム NET −HCAS(TM)開発、派遣業向け PC 操作スキル診断「 Office Do ( TM )」、わずか7分間で人財の本質を見抜く適職・適性診断「 ASK Ver3.0 」など提供。企業への人材採用・適材適所診断の提供、人材育成コンサル、人材派遣・転職支援ビジネス大手企業に向けて人材=スキル=研修自動マッチングシステムの開発、ほか Web マガジン「 e ラーニングマガジン」(月刊 25 万PV)、経営・人事・研修担当者会員制の人財開発・教育戦略メールマガジン「 NET 通信」(週刊 6000 部、 2500 社配布)を発行しています。ITSSユーザー協会会員。

【本件に関するお問合せ先 】


株式会社ネクストエデュケーションシンク
広報担当
TEL:03-5842-5148 E-mail: info@nextet.net