東芝 e-ソリューション社（河村進介カンパニー社長）は、グループ会社5社とともに、これまで提供してきたeラーニングソリューションサービスを核として、新たに「教育ソリューション事業」を展開することを発表した。

　新たに展開するのは、教育企画や人材開発などのコンサルティングから、集合教育やeラーニング講座の提供、システム設計や運用に至るまでの総合的な教育ソリューション事業。参加するグループ会社は、東芝総合人材開発、東芝オー・エー・コンサルタント、東芝エンジニアリング、東芝ITソリューション、東芝デジタルフロンティアの5社。

　同社では、自社内での運用実績に基づき、上流の教育企画・人材開発から下流のeラーニング運用まで、顧客のeラーニング導入を総合的に支援するソリューションサービスを行っていく予定で、eラーニングシステムに付随する、(1)教育の企画、(2)教育手段の提供、(3)教育業務アウトソーシング──を新メニューとして補強し、総合的な教育ソリューションをワンストップで顧客に提供していく。

　具体的には、まず、eラーニングシステムをすでに導入していながら、その活用方法や教育プログラムの再構築について悩みを抱えている企業に対し、個々の企業の人材開発方針・人材開発体系に沿った教育プログラムや講座の開発を支援する。

　また、「集合教育」、「eラーニング」、「集合教育とeラーニングのブレンディング」など、多様な教育形態のなかから最適な形を選んで教育講座を設計、提供する。

　eラーニングシステムについては、WBTにかぎらず、On Demand、Live、PDAなど、企業のさまざまな活用シーンを想定したシステムを提供するとともに、eラーニングサーバーのホスティング・ハウジング、eラーニングの運用などの業務を導入企業に代わって行う。なお、東芝のシステムに限らず他社システムの運用も行う。

東芝＝http://www.toshiba.co.jp/