━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ NET通信 《人材開発・教育戦略メールマガジン》 1月25日号 Vol.034 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 今回はPマーク・ニュースからお届けします。 個人情報保護の重要性が日増しに認知されている昨今ですが、 また新たな漏洩事件が公表されました。 ----------------------------------------------- ▼Headline ・ポーラ化粧品、約60,000件の個人情報漏洩を公表 ----------------------------------------------- ●ポーラ化粧品、約60,000件の個人情報漏洩を公表 株式会社ポーラ化粧品は24日、ホームページへの不正なアクセスなどによって、 顧客情報およそ6万人の顧客情報が流出したと発表した。19日にホームページ の保安上の弱点を指摘する情報提供をもとに調査したところ、サンプルなどを 申し込んだ顧客の個人情報への不正閲覧が判明した。また、17日には大阪の 営業所で、顧客情報が登録されたパソコンが盗難にあうなど、保安上の不備が 相次いでいる。 ▼流出した個人情報  <ホームページからの流出>   ア. 同社メールマガジン申込者の会員登録情報   イ. 同社ホームページからの商品キャンペーン申込者情報   ウ. 同社ホームページからの商品を購入者情報   エ. 同社ホームページからのサンプル申込者  以上の情報項目は、「氏名」「性別」「生年月日」「年齢」 「メールアド
レス」「郵便番号」「住所」「電話番号」「職業」「購入履歴」等であること
が判明。  <パソコン盗難による流出>   838名分の「氏名」「住所」「電話番号」「生年月日」「年齢」  「APEX‐@情報」「メールアドレス」(そのうち、クレジットカード番号に  あたる同社関連の会員番号を含む78件は、顧客全員に確認した上でカードを  停止) (以上、ポーラ化粧品公式ホームページhttp://www.pola.co.jp/より再構成) ─[ INDEX ]───────────────────────────── [1]HRD JAPAN 2005 プレゼンテーションセミナー 「人材戦略からのITプロフェッショナルの育成」 [2] 営業スキルを診断する新商品    「コンサルティング・セールス・チェッカー(C・S・C)」発売! [2]【連載】芦屋広太の“人を動かす言葉”(9) [4] <月間>eラーニングマガジン第34号のお知らせ ────────────────────────────────── ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ [1]HRD JAPAN 2005 プレゼンテーションセミナー 「人材戦略からのITプロフェッショナルの育成」(無料) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ (株)日立インフォメーションアカデミーでは、経済産業省が策定・公表した ITスキル標準に基づいて、ITプロフェッショナルの育成を促進するため に、題記セミナー(無料)を開催します。 セミナーでは、「企業の人材戦略に基づき、ITスキル標準に対応したIT人材 育成の計画立案から研修迄のアプローチ」を紹介します。 (1)企業、組織としてのあるべきIT人材像の必要性とITスキル標準の活用 (2)ITスキル標準対応の研修カリキュラムの設計             IT技術者のプロフェッショナル化に向けて人材育成を考えておられる方々には 是非ご参加をお奨め致します。                                      ◆日 時:2005年2月9日(水)13:35〜14:10 ◆場 所:横浜・みなとみらい・パシフィコ横浜会議センター      HRD JAPAN 2005 第24回能力開発総合大会      プレゼンテーションセミナー会場      地図 http://www.pacifico.co.jp/p3/access/access.html ◆主 催:(株)日立インフォメーションアカデミー   ◆対 象:IT関連企業、一般企業の人事・総務・企画・教育部門及び 情報システム部門の方 ◆参加費:無料(事前登録制) ◆定 員:150名  ◆講 演:「人材戦略からのITプロフェッショナルの育成       −ITスキル標準に基づいて−」       (株)日立インフォメーションアカデミー ◆お申込:こちらのURLからお申し込みください。      http://www.nextet.net/products/track/050125_0118.html      (定員に限りがございますのでお早めにお申し込みください。) ◆お問合せ先:(株)日立インフォメーションアカデミー 研修事業本部        担当:小野塚、田中祥子(さちこ) TEL:03-5471-2207 〜〜事例からMBAエッセンスを学ぶおすすめセミナーご案内〜〜〜〜〜〜〜〜 ====================================================================== ★★★ マネージメント講座 【第1回無料講座】 開催 2/4・9 東京:池袋 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━  『マネージメント講座』は、企業の事例に沿って、経営に不可欠な知識を 学び、主体的に経営者として考え、意思決定することによって経営に必要 な知識と能力を高めるビジネス講座です。キリンビール、ユニクロ、オリン パスなどの事例を通して経営者としての思考、意思決定、コミュニケーショ ンを体験的に学習。3月11日までの全5回講座。全日程(水・金)午後7時 から9時。講師は全員MBA。第1回講座受講料【無料】。ソフトバンクの ケースを使って講座の学習法を解説。事前申込者受講料金:3.5万円。 ■講座の詳細: http://www.nextet.net/products/track/050125_1305.html ====================================================================== ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ [2] 営業スキルを診断する新商品   「コンサルティング・セールス・チェッカー(C・S・C)」発売!  〜国内で初めて企業の営業力・販売力を効果的にアップさせる   実践的スキル診断型eラーニングと弱点補強教育コンサルを連携〜 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ いま、企業の経営課題(目標達成)に対して創造的な解決を提案することで、 顧客との信頼関係を築きながら長期的安定的な業績をあげるセールス力が注目 を浴びています。 そのような流れを受けて、ネクストエデュケーションシンクは、セールス研修 で定評のある専門コンサル会社、イースクェア(東京都江戸川区 代表取締役: 相馬美香 TEL:03-3878-8467)と提携し、営業マンのセールス実践力を 強化するスキル診断型eラーニング 「コンサルティング・セールス・チェッカー(C・S・C)」を発表しました。 最新のコンサルティングセールスのスキルレベルを客観的に診断して、レーダ ーチャートで強み、弱みを即座に把握し、不足する営業スキルを補うアドバイ スや、弱点に対応したオンサイト研修を連携して実施することで、企業の営業 力・販売力を効果的に向上させることができます。さらに、企業の営業部など、 まとまった人数で本スキルチェックを受けた場合、簡単な報告書(レポート) を提出することもできます。 【商品概要】  NETスキルチェックプレミアム  「コンサルティング・セールス・チェッカー(C・S・C)」   出題問題数 60問   制限時間  40分   出題分野 「スキル」「行動」「スタンス」の3カテゴリ        (「知識」「対人技術」「商談技術」「情報活用技術」         「タイムマネジメント」「セルフマネジメント」         「リレーションシップマネージメント」「営業観」         「顧客観」「業績観」の10スキル分野)   料金 3,990円<税込>(解答・解説付き) 詳細はこちら >> http://www.nextet.net/cominfo/press/p050118.html お問い合わせは  (株)ネクストエデュケーションシンク ソリューション営業部  TEL:03-5842-5148 MAIL:info@nextet.net ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ [3]【連載】芦屋広太の“人を動かす言葉”(9) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 「君はSEとして仕様書を書いてきたから、  すべてのことを構造化して同列に書く癖がついているんだ。  でも、顧客はすべてのことに関心があるわけではないんだよ。  君が一生懸命に考えた、例外的な処理のことを  顧客は退屈で意味不明な記述にしか思わないんだ。   残念だけど……君が頑張れば頑張るほど、君の評価は落ちるんだ。」 ●SEが陥る “ドキュメントの罠” 以前にもドキュメントの重要性をお話しさせていただきましたが、私はSEに 高いドキュメンテーションスキルを求めます。冒頭の一節は若干長めですが、 私がSEに顧客向けプレゼンテーション資料の作成指導をする際に必ず使う言葉 です。 一般に、SEは説得型ドキュメンテーション作成のスキルが低いと言われています。 なぜ、そのように言われるのかを私は何年も考えてきました。行き着いた結論 は「SEは言語を構造化することを職業にしている。だから、すべてのことを同 列に説明してしまう」でした。 SEは業務機能を調査・分析し、システム機能に落とし込むのが仕事です。業務 機能は大量の詳細なシステム機能に分割され、構造化されていきます。そして SEは、その作業の結果を仕様書(外部・内部設計書やプログラム仕様書)に不 足なく記述していきます。当然、業務機能の流れには通常の流れだけでなく、 例外処理(たまにしか発生しない処理)もあります。こちらも詳細に仕様書に 記述するわけです。 しかし、「例外処理」はたまにしか発生しないので、仕様書への記述を漏らし てしまうことがあります。この場合、漏らしたSEは、上司に「漏れ」を指摘さ れて叱られる、テスト時にバグ(処理不正)として発見され、仲間のSEから白 い目で見られる、最後まで発見できず稼動後のシステムトラブルで判明して顧 客からの信用をなくすなど、痛い目にあいます。その結果、SEは例外処理を漏 らさないよう動機付けられていくのです。 SEが仕様書を書くだけの人なら何の問題もないのですが、SEは顧客の管理職ク ラスや利用者に仕様を説明したり、説得をするようなケースが多くあります。 この時に使うドキュメントには、仕様書と異なる観点が必要なのですが、多く のSEは、仕様書記述と同じように「大きな話と細かい例外的な話」を同列に書 いてしまうのです。 顧客の管理職クラスは、方針がどうか、大筋がどうかという話に関心があるの に、すべての話を詳細化し、構造化して順番に話をしようとするのです。 こんなドキュメントを書く人間は評価されないので、至急、ドキュメンテーショ ンスキルを身に付けさせるように指導するべきでしょう。 では、どうすればよいドキュメントを作成できるようになるのでしょうか?  それは、よいドキュメントを書ける人に徹底的に添削してもらい、他人に感心 されるという成功体験を積むこと。人は成功して褒められた記憶を一生忘れな いもので、いつも成功したやり方を再現しようとします。この法則を利用して 指導します。 「そんなことやっているよ。でも、部下はいつまでたってもうまくならない!」 と嘆いているマネージャは多いと思います。そんな人に私が言いたいのは、 「それはあなたの文章力が弱いからですよ!」 ********* 【筆者プロフィール】 ********** 芦屋広太(Asiya Kouta)IT教育コンサルタント・システムアナリスト 優秀IT人材の思考・行動プロセスを心理学から説明した「ヒューマンスキル教 育」をモデル化。日経コンピュータや書籍への発表、学生・社会人向けの講座 ・研修、企業向けコンサルティングに活用している。著書に「SEのためのヒュ ーマンスキル入門」(日経BP社)、「Dr.芦屋のSE診断クリニック(翔泳社)」など。 サイト:http://www.a-ron.net連絡先:clinic@a-ron.net ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ [4] <月間>eラーニングマガジン第34号のお知らせ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 今月発行のeラーニングマガジン第34号では、以下の特集を掲載しています。  ▼eラーニングマガジン http://www.nextet.net/e-learning/ 【 1 】米国のHRDトレンドと2005年の日本での課題   〜2004年度ASTD Industry Reportからの考察〜 2004年12月にASTDから発表された“ASTD 2004 State of the Industry Report” は、米国での、職場におけるラーニングとパフォーマンス調査結果や最新トレン ドを明らかにしています。この結果分析をもとに(株)インストラクショナル デザインの中原孝子氏が、2005年の日本でのHRDの課題を考察しました。 【 2 】現場の事例で学ぶマネジメント連載   ヒューマン・マネジメントのテクニック(2) 前回はヒューマン・マネジメントの難しさについての説明でした。 十分な経験や抜きん出た知識を持っていても、人間の問題はそれだけでうまく はいきません。今回は、「人間の問題でプロジェクトを失敗させないためには 何が必要なのか」について説明しています。 【 3 】eラーニングコース紹介   トランスアジア ビジネス英語コースシリーズ 株式会社トランス・アジア提供eラーニング教材‘Study-Now'シリーズは、 ビジネスの現場で役立つ英語スキルを安価で効率的に身につけられます。 春からの研修や自己スキルアップに、是非お奨めしたいコース群の特徴を紹介 します。 【 4 】組織の緊急課題への取り組みを支援する連載   個人情報保護とプライバシーマーク取得の知識(3) 第3回では、プライバシーマークを取得するために必要なコンプライアンス・ プログラムの策定と運用の準備段階を説明します。策定にあたっては経営トップ が個人情報保護の方針および目標を設定し、それを達成するための仕組みを作る ことにより、社内に「個人情報保護マネジメントシステム」が構築されていくこ とになります。  ▼eラーニングマガジン http://www.nextet.net/e-learning/ ********************************************************************** 配信先変更/部署名・役職名のご変更/お問い合せ/ご意見・ご要望は (株)ネクストエデュケーションシンク 編集部 E-mail: ed2@nextet.net にお送りください。配信停止のご希望は、お手数ですがこのメールにタイトル 「配信停止依頼」でご返信ください。 ********************************************************************** 人材開発・教育戦略<会員制>メールマガジン「NET通信」 (隔週刊・5000部発行) >>>>>> 会員登録・購読お申込み    メールマガジン登録はこちら 関連部署の方、お近くの興味をお持ちの方などにもどうぞおすすめください。 広告出稿のお問い合わせは、マーケティングビジネス部へお問合せください。 (TEL:03-5842-5148 MAIL:ed2@nextet.net) ********************************************************************** =================================== 『NET通信』【編集・発行】    株式会社ネクストエデュケーションシンク   編集部   編集人:斉藤実 編集デスク:戸田雅彦 編集:早川泰彦   URL:http://www.nextet.net   E-Mail: ed2@nextet.net   TEL  : 03-5842-5148   FAX : 03-5842-5147 =================================== Copyright(c) 2002〜2005 Next Education Think Co.,Ltd. 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