━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ NET通信 《人材開発・教育戦略メールマガジン》 2月8日号 Vol.035 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━  梅のつぼみもまだ堅いようですが、ますますご健勝のこととお喜び申し上げます。  今回も、個人情報保護に関する最新情報「Pマーク・ニュース」からお届けいた します。また、芦屋広太氏主宰「論文塾」や、NETスキルチェックの最新情報を お知らせいたします ─[ INDEX ]───────────────────────────── [1] Pマーク・ニュース [2]【連載】芦屋広太の“人を動かす言葉”(10) [3]芦屋広太氏主宰「論文塾」、情報処理技術者試験 午後U論述試験突破を    サポートする、通信講座の申込み受付けを開始 [4] 企業全社員向け個人情報保護対策の効率的な理解度チェック学習法! ────────────────────────────────── ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ [1]Pマーク・ニュース  〜 個人情報保護にまつわる最新情報をお届け! 〜 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━  個人情報保護の重要性が日増しに認知されている昨今、プライバシーマーク 取得関連の最新情報をお届けします。  今年4月の個人情報保護法全面施行を前に、昨年末からこの2月のものまで の流出・漏洩事件が続々と公表されています。流出・漏洩の形態もさまざまで、 事後の適切な対応はもちろんのこと、事前の防止のためには幅広い対策が必要 なことを感じさせます。(編集部) ---------------------------------------------------- ▼Headline ・野村證券、ひったくりによる個人情報流出を発表 ・滋賀トヨタ自動車、パソコン盗難による個人情報流出を発表 ・愛知トヨタ自動車、顧客情報を記録した端末の紛失を発表 ---------------------------------------------------- ●野村證券、ひったくりによる個人情報流出を発表(2月4日)  野村證券は、自由が丘支店(東京都目黒区)の社員がひったくり被害に遭い、 個人情報を掲載したリストが奪われたと発表した。  リストは同社員が、市販の名簿などから作成したもの。同社と取引のある顧 客を含む、同区内の個人231人、法人165社の名前、住所、電話番号が記載され ていたという。顧客情報などの社外への持ち出しについて、同社は社内ルール で原則禁じており、同社員の社内処分について今後検討する。  ●滋賀トヨタ自動車、パソコン盗難による個人情報流出を発表(2月4日)  滋賀トヨタ自動車は、昨年の12月23日に彦根店(滋賀県彦根市)の事務所か ら、個人情報が保存されたパソコン3台が盗難されたことを発表した。  同販売店のプレハブ仮説店舗1階の窓ガラスが割られ、そこから侵入された ものとみられる。盗難されたのは従業員の顧客管理用ノートパソコンで、住所 や氏名、車検満了日や自動車保険加入状況など、彦根市や滋賀県愛知川町、米 原町、豊郷町、多賀町などの顧客1,691人分の顧客情報が入力されていた。情 報の閲覧には各パソコンで別々のパスワードが必要なため、今のところ情報が 不正に使用されたという被害はないという。  同社の対応として、彦根店は事件翌日から年末にかけて、対象の顧客全員に 電話や文書で事情を説明して謝罪した。今後の対策としては、貴重品を必ずロッ カーに入れるよう指導するなど管理を徹底するとともに、全店舗に警備システ ムを導入したいという。 ●愛知トヨタ自動車、顧客情報を記録した端末の紛失を公表(1月28日)  愛知トヨタ自動車(愛知県名古屋市)は、同社宇頭営業所の営業スタッフが、 昨年の12月22日の営業活動中に、顧客の個人情報が記録された業務用携帯端末 1台を紛失していたことを公表した。  紛失した個人情報は448件。この携帯端末には、顧客の住所、氏名、電話番 号、生年月日、保有車両、登録日、車検満了日、保険加入状況、修理履歴、割 賦契約額、新車売掛金残高などが記録されているという。携帯端末の起動には パスワード入力が必要で、数回パスワードの入力を間違えると、記録している データを自動消去する仕組みになっているため、同社では今回の紛失により顧 客情報が不正に利用される可能性は低いとしている。  今後の対策として、同社は携帯端末やリストの管理の再徹底と、全役職者に 対し個人情報の扱いについての徹底を改めて指示するとした。 ★ 株式会社ワイルドベアコーポレーション <役立つ経営講座!>---------- ★★★ マーケティング & アカウンティング講座【会場: 東京・池袋】 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■マーケティング講座 2月18日(金)開講 【全5回】 毎週夜7時〜9時 主要なマーケティング理論の解説、事例研究とグループワークによって理論 と実践の両面からマーケティング力を高めるマーケティング集中講座。        ○詳細・お申込方法 ⇒ http://www.wildbearcorp.com/mkindex.htm ■アカウンテインング講座 2月22日(火)開講 【全5回】 毎週夜7時〜9時 損益計算書、貸借対照表、キャッシュフロー計算書、連結会計、財務 分析、管理会計など主要な会計テーマを豊富な事例を交えて分かりやすく解説。  ○詳細・お申込方法 ⇒ http://www.wildbearcorp.com/acindex.htm --------------------------------------------------------------------★ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ [2]【連載】芦屋広太の“人を動かす言葉”(10) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 「重要なのは、業界としてお客さまに迷惑をかけないようにすることです。 それぞれの利害を主張した結果、業界としての評判を落とすことは避けなけれ ばなりません。これを理解した上で、我々は議論する必要があるのです。」 ●利害対立を乗り越えるための「言葉」  仕事をしていれば、会社間、組織間、個人間など大小さまざまな「利害対立」 に遭遇すると思います。利害の対立(利害問題)は適切に処置しないまま放置 すると多くの弊害をもたらします。単に「仕事が進まない」という問題だけで はありません。もっと深刻なのは「感情問題」に発展し、人間関係の悪化をも たらすことなのです。利害問題を調整する担当者は、進展がない議論に疲れ、 お互いに攻撃的になる「負の感情スパイラル」にはまっていきます。この結果、 モチベーション低下、不快な思い、個人攻撃など、その後のビジネスへの悪影 響をもたらすのです。  私も、多くの利害問題に立ち会い、対処してきた人間です。利害問題の対処 は非常に骨の折れる仕事ですが、よい勉強になったことも事実。さまざまな教 訓、ノウハウを手に入れることができました。  基本的に利害の対立は、利害関係者のミッション、立場の違いにより引き起 こされます。例えば、システム開発で言えば、最終的なミッションは「業務 目標(収益拡大、コスト削減、顧客満足度向上など)を実現するためのシステ ムを『約定した機能・納期・価格で開発する』」という、顧客側にも開発側に も共通のものなのですが、現場レベルでは「顧客と開発側のミッションは違う」 と認識されるのです。顧客側のミッションは業務目標の実現ですし、開発側の ミッションは「コストを増やさない、機能を保証する、納期を遅らせない」な どになりがちです。  この結果、顧客側は「業務目標を実現するために、より高度で複雑な機能を 追加設計してほしい」と主張し、開発サイドが「時間がかかり、コスト増大を 招く機能追加には応じられない」といった対立になりがちです。開発サイド からみれば、顧客側の主張は「自分たちのミッションを阻害する」ものですし、 顧客側から見れば、開発側の反論は「気に入らない」ということになるでしょ う。しかし、ここでの主張の違いは「互いのミッションに忠実であることに過 ぎない」ということを理解することが必要です。つまり、ミッションが違 うから対立するのであって、お互いが嫌いなわけではありません(しかし、 放置すると嫌いになるので早期処置が必要)。私の処置法は、対立したら 「共通のミッション」に気づかせるということ。つまり、お互いが必ず達成し ないといけない大義的ミッションを利害関係者に再認識させ「細かい利害対立 はどうでもよいという雰囲気をつくり、お互いに譲歩させる」というやり方 です。これで処置するようになってから、非常にうまくいくようになりました。 これの成功例として冒頭の言葉を紹介しました。  ある業界で、業界共通の「消費者保護の実務基準」を作ることになりました。 これには業界を監督する立場の官庁担当者も参加。法令や他業界事例との整合 性も考慮し、厳しい基準を指示しました。これに業界各社は「コストがかかる」 「時間がない」「本当に必要なのか根拠を示してほしい」と反発。基準はまと まらないまま数ヶ月が経ちました。もう、議論の時間もあまりないという時期 にきても、相変わらずそれぞれの立場の主張をしていました。  なぜ対立が続くのか? それはミッションの違いに他なりません。監督側は 「問題ができるだけ起こらないように」と考えますし、各社は「できるだけコ ストがかからないように、今の仕組みを変えずに」と考えます。しかし、業界 の外から見たらおかしな話です。監督庁も各社も世間から「業界としてどうか」 という厳しい目で見られます。内輪で利害対立をしていることは無意味なので す。そこで、私は時期を見ながら対立で疲れ始め人間関係が悪化してきた時期 に冒頭の発言をしたのです。  この発言以来「顧客の消費者保護」というミッションが再認識され、皆はさ まざまな譲歩をしながら真剣に議論するようになりました。利害対立を乗り越 えるために有効な「言葉」。こういう言葉を増やしていきたいものです。 ********* 【筆者プロフィール】 ********** 芦屋広太(Asiya Kouta)IT教育コンサルタント・システムアナリスト 優秀IT人材の思考・行動プロセスを心理学から説明した「ヒューマンスキル教 育」をモデル化。日経コンピュータや書籍への発表、学生・社会人向けの講座 ・研修、企業向けコンサルティングに活用している。著書に「SEのためのヒュ ーマンスキル入門」(日経BP社)、「Dr.芦屋のSE診断クリニック(翔泳社)」 など。 サイト:http://www.a-ron.net連絡先:clinic@a-ron.net ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ [3]芦屋広太氏主宰「論文塾」、情報処理技術者試験 午後U論述試験突破を    サポートする、通信講座の申込み受付けを開始 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━  論文塾(主宰:芦屋広太氏、齋藤健氏)は、2005年情報処理技術者試験 午 後U論述試験対策の通信講座の申込み受付を開始した。今回の受付けは「シス テム監査技術者」と「テクニカルエンジニア(システム管理)」の2区分。そ れぞれの区分に対して、サポート内容別に以下の3コースの講座が用意される。 2005 春期高度区分論文対策向け通信講座 【区分】  ・システム監査技術者  ・テクニカルエンジニア(システム管理) 【コース】   1.通信講座コース[各区分 \8,500]申込締切:2005/2/23(水)迄    (同一添削課題2回、採点・個別添削・評価コメント・学習アドバイス付き)   2.論文模試コース[各区分 \4,300]申込締切:2005/2/23(水)迄    (模試1回、採点・評価コメント・学習アドバイス付き)   3.予想問題+解説販売[各区分 \2,500]申込締切:2005/3/29(火)迄    (模試問題+解説を販売。添削サービスはありません)   ※使用する試験問題は3コースとも共通  論文塾主宰の芦屋広太・齋藤健の両氏は大手教育機関やインターネットサイ トで指導を継続実施している。多くの受講者を合格させた実績に対し、合格に 必要な水準の正しい指導を実践していると高い評価を得ている。難関である高 度区分の午後U論述試験では、論文の第三者によるチェックが有効で、豊富な 「ノウハウ」がある両講師による指導で、高い効果が期待できるとしている。 ▼詳細・お申込みはこちら http://www.a-ron.net/ronbunjyuku/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ [4] 企業全社員向け個人情報保護対策の効率的な理解度チェック学習法   〜プライバシーマーク取得後も、                継続的なチェックでリスクヘッジ万全!〜 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━  個人情報保護法の全面施行を目前に控え、社員に対する教育が急ピッチで行 われているようです。  ネクストエデュケーションシンクでは、認定プライバシーコンサルタント澤 村智裕氏(タイムクリック株式会社 代表取締役)の著作により、短時間(20〜 30分)でいつでもどこでも個人情報保護法に関する“意識度”や“理解度”を チェックできる新商品NETスキルチェック(R)プレミアム「個人情報保護意識 度チェック」「個人情報保護・情報セキュリティ理解度チェック」を2月下旬 に販売いたします(予約申込み受付中)。  NETスキルチェック(R)プレミアム「個人情報保護意識度チェック」「個人 情報保護・情報セキュリティ理解度チェック」は、個人情報保護のための教育 を行いながら、プライバシーマーク(Pマーク)の申請、取得、運用、更新を 1つの目標を掲げる企業にとって、最適なトータルソリューションです。  「個人情報保護意識度チェック」は、個人情報保護に関するプレスキル診断 に主眼のある構成となっています。プライバシーマーク申請前に、社員の個人 情報保護に関する“意識度”を、20分間でチェックして数値化することができ ます。弱い部分を短時間で明らかできるので、個人情報に関する意識の水準を あげつつ、プライバシーマーク取得に向けて効率のよいコンサルや社員教育が 可能になります。また、取得後の社員の意識付けにも役立ちます。  「個人情報保護・情報セキュリティ理解度チェック」は、プライバシーマー ク取得のための社員教育がある程度進んだ段階で、社員の個人情報保護と情報 セキュリティの“理解度”を、30分間でチェックして数値化することができま す。プライバシーマーク取得後も、通年で繰り返し実施することにより、個人 情報保護の理解度を確認して、社員の意識水準を高めたまま維持することが期 待できます(個人情報保護には継続的な教育が不可欠だと言われます)。  また、実施するたびに、個人情報保護・情報セキュリティに関する理解度や 強み・弱みを数値として把握することができるため、企業の管理者は社員に対 して、今後どのような個人情報保護教育を進めていけばよいのかの具体的な指 針として活用することができます。また、オプションのNET-SCMS「受講者診断 管理システム」を利用して、企業の診断結果の全体情報から見てとれる理解度 やリスクを効率的に管理することができます。 【商品概要】  NETスキルチェック(R)プレミアム  「個人情報保護意識度チェック」  (プレテスト用、Pマーク取得支援コンサルと連携可)   出題問題数 24問   制限時間  20分   出題分野   入手、利用、破棄における「安全管理の意識度」         「法令遵守の意識度」「外部管理の意識度」         「個人情報モラル度」計12カテゴリ   料金 1,890円<税込>(解答・解説付き)  「個人情報保護・情報セキュリティ理解度チェック」   (定期診断、日常学習用)   出題問題数 34問(予定)   制限時間  30分   出題分野  入手、利用、破棄における「安全管理の意識度」         「法令遵守の意識度」「外部管理の意識度」         「個人情報モラル度」「パーソナルコンピュータ」         「サーバ」「インターネット」「LAN」         「ホームページ(Webサイト)」計17カテゴリ   料金 5,040円<税込>(解答・解説付き) お問い合わせは  (株)ネクストエデュケーションシンク ソリューション営業部  TEL:03-5842-5148 MAIL:info@nextet.net ********************************************************************** 配信先変更/部署名・役職名のご変更/お問い合せ/ご意見・ご要望は (株)ネクストエデュケーションシンク 編集部 E-mail: ed2@nextet.net にお送りください。配信停止のご希望は、お手数ですがこのメールにタイトル 「配信停止依頼」でご返信ください。 ********************************************************************** 人材開発・教育戦略<会員制>メールマガジン「NET通信」 (隔週刊・5000部発行) >>>>>> 会員登録・購読お申込み    メールマガジン登録はこちら 関連部署の方、お近くの興味をお持ちの方などにもどうぞおすすめください。 広告出稿のお問い合わせは、マーケティングビジネス部へお問合せください。 (TEL:03-5842-5148 MAIL:ed2@nextet.net) ********************************************************************** =================================== 『NET通信』【編集・発行】    株式会社ネクストエデュケーションシンク   編集部   編集人:斉藤実 編集デスク:戸田雅彦 編集:早川泰彦   URL:http://www.nextet.net   E-Mail: ed2@nextet.net   TEL  : 03-5842-5148   FAX : 03-5842-5147 =================================== Copyright(c) 2002〜2005 Next Education Think Co.,Ltd. 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