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NETスキルチェック導入事例紹介
eラーニングマガジン第19号本文より

特集1タイトル
日本事務器株式会社

 

1961年のコンピュータ取扱開始以来、医療・福祉・公共自治体・文教・民需と幅広い業界のシステム企画、システム構築、運用保守、教育、さらに情報システムコンサルティングに至るまでのトータルソリューションを提供する日本事務器株式会社。同社では人材育成の手立てとして早くからeラーニングを利用していましたが、この夏より新たにIT系のメニューが豊富なオンラインテスト『NETスキルチェック』を導入。今回eラーニングマガジンの取材では、同社の人材部の方々にスキルチェック導入の動機や実情を中心に、同社における人材育成の取組みについてうかがいました。

 

スキルチェックを全社的に活用

西島氏

同社は7月から全社的な取組みとして、営業・SEをはじめとする全職種のメンバー約1000名(一部の管理職を除く)に対して『NETスキルチェック』を一斉実施。その導入理由について西島氏は次のように話してくれました。「これまで、当社の社員のスキル・知識の修得度合いを全社的に客観視する機会はほとんどありませんでした。人材面での課題はある程度の想定はしていたのですが、今回、スキルチェックを一斉に実施することにより、その想定が妥当なものだったのかを検証したかったのです。加えて新たな課題が見出されるのでは、という想いもありました。この課題の明確化が人材戦略を効果的に推進するために重要だと考えています。」

15種類あるIT系コンテンツのうちOS・ネットワーク・データベース等の分野で1人あたり約8種類のテスト受験を促しました。受講期間として設定していた2ヶ月の間に、全社でテスト受講が進み、その修了率は99.8%に至っています。


 この高い修了率について人材部の後藤氏はこう語ります。「スキルチェックの展開にあわせて、こまめに進捗管理をおこなったり、実施が遅れている社員には督促メールを送ったりとサポート作業を欠かさず実施しました。また、受講者から学習すべきポイントがわかるようになり良かったとの声も聞かれ、社員の多くがその活用メリットを感じてくれたことも大きな要因だと思います。」
鶴見氏
 eラーニング導入当初、パソコンの画面に向って学ぶという方法に抵抗感を感じる社員は少なくなかったようで、修了率が5割に満たない講座もありました。しかし今回 NETスキルチェックの実施を通じて、社員のeラーニングに対する取組み姿勢が変わってきたと実感しています。」当初からeラーニング導入に携わってきた担当部長の鶴見氏は、感慨深げにうなずきます。

今回の成果と今後に向けて

後藤氏

 全社的にスキルチェックを実施し、その結果データを分析していくにつれて、部門ごとのITスキル分布・傾向が徐々に明らかになってきています。「期待していたとおり、課題の明確化に有効なしくみであると感じています。想定していた課題が裏付けられただけではなく、新たな発見もありました。例えば、IT系のある分野のスキルについては、営業部では管理職クラスの平均得点が若手の社員と比べて高いという結果が示されました。」と後藤氏は語ります。

 今後、同社では、得られたデータをさらに多角的に分析し、人事制度の構築や研修企画の参考材料として活用していくとのこと。スキルチェックによる人材育成課題の洗い出しが人材戦略推進あたって重要なステップであると同社の事例は示してくれたと感じています。

 

会社概要
日本事務器株式会社
本社所在地:〒101-0052 千代田区神田小川町 3-12 三井住友銀行神田ビル
TEL:03(3292)1511
URL:http://www.njc.co.jp/
創業:大正13年2月(1924年) (昭和23年6月株式会社に改組)
資本金:3億円
従業員数:1,228名(平成15年3月期)
売上高:307億3,800万円(平成15年3月期)
事業内容:
トータルソリューションサービス/コンサルティング(経営、情報システム)/情報システム開発/情報システムの運用と保守(システム運用、メンテナンス、監視サービス、ヘルプデスク)

 

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