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 企業体質の強化のためにリストラを断行する企業が当たり前になりつつある現在、多くの企業が人材の戦略的活用の必要に迫られ模索しています。
 そのような状況のなか、研修を企画・設計・管理して人材育成をシステマティックに行う「インストラクショナル・デザイン(ID)」に注目が集まっています。

 そこで今回、株式会社インストラクショナルデザイン代表取締役の中原孝子氏にアメリカでの活用例や日本の状況などを語っていただきました。

>>中原氏プロフィールはこちら


--- 中原代表がインストラクショナル・デザインにかかわり始めたのはいつからですか。

 1996年ころからです。
 米国金融系企業での社員教育むけ研修教材の開発やカリキュラムの開発に携わっていたころに、成人学習者心理に応えた研修構成の仕方やカーク・パトリックの 研修評価理論などに出会ったことが契機となりました。

--- 日本におけるインストラクショナル・デザインに対する環境はどうでしょうか。
 ほとんどの研修やコースにおいて、インストラクショナル・デザインが熟考された開発や分析と評価を見極めた研修企画などは、あまり行われていなかった、というのが、正直な印象です。

 e-ラーニング導入が思うようにすすんでいない日本企業における研修事情の中で、「”e-ラーニング”をうまく作るための手法ではないか」 という考えのもとにインストラクショナル・デザインが過去1〜2年で注目を集め始めました。それはe-ラーニングを提供する側からの「インストラクショナル・デザイン」の必要性からだったように思われます。つまり、e-ラーニングのためのキーテクニカルキーテクノロジーとして注目されたのです。

 しかしながら、そのころはまだ、「インストラクショナル・デザイン」とはなにか、という概念もまだあまり理解されていなかったように思います。ですが、ここ半年ほどの間に、当社を含めe-ラーニング関連団体や日本能率協会などの啓蒙活動の効果、影響で、かなり「インストラクショナル・デザイン」という技法が、言葉だけではなく、その技法そのものがe-ラーニングを含む研修設計にとって必要な知識なのではないか、という認知が進んでいると感じます。

 まさに2003年は、日本におけるインストラクショナル・デザイン元年になるといってもよいのではないでしょうか。

--- インストラクショナル・デザインの本場、アメリカではどのように利用が進んでいるのでしょうか。
 アメリカにおけるインストラクショナル・デザインは、50年以上も前から研究がすすんでいます。企業における研修をいかに効率よくデザインすればよいのか、学習者はどのような状況で最も効率よく学ぶのかといったことが研究され、企業研修などにおける教材開発や研修デザインの場に生かされていました。

 そして1995年以来のe-ラーニングの普及に伴って、更なる注目を集めました。e-ラーニングを提供する業者には必ずインストラクショナル・デザイナーと呼ばれる専門職の人が ラーニングデザインを行います。また、大きな企業では、専属のインストラクショナル・デザイナーが数人いて、自社の研修の具体的なデザインに関与しています。

 そのようなところに日本と米国の企業研修、人材育成に対する大きな姿勢の差を感じます。

 

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