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eラーニング導入事例 関東情報産業共同組合(Kii)のキャリアアップサービス
 関東情報産業協同組合(Kii)は、ベンチャー・ビジネスを目指す異業種の中小企業の集まった組合です。現在150社の企業が加盟し、組合本部にあたる総務部の統括のもと、国際事業部、情報事業部、購買事業部の3部門により、異業種の融合化や共同開発、教育研修、内外人材交流、内外経済交流、内外情報分析等の活動から、事業の集約と共同化を推進しています。

 主な事業内容として、技術習得を目指す海外研修生受け入れ事業や、情報関連会員の知的財産を活用して異業種間を結ぶ情報活性化事業等をおこなっています。

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 2004年8月より、組合員企業の社員の技術向上とキャリアアップ支援のためのeラーニングポータルサイト「キャリアアップサービス」を開設しました。会員向けに110コースを提供するこのサイトは、会員企業が自由に使うことができます。例えば自己啓発として個人に自由に受講させ、最後まで終了した分だけ受講料を会社が負担する、といった使い方ができます。

「キャリアアップサービス」受講の流れ
「キャリアアップサービス」受講の流れ

 「キャリアアップサービス」のeラーニングサイトは、eラーニングコースの調達、情報提供、受注管理、発送(IDPW発行)、受講管理までがサービスに含まれ、運営事務局が個人からの受講申込みを受け付けています。サイトではビジネススキル、PC、IT、資格試験対策など、実務に役立つ幅広いジャンルの110コースが提供されています。
提供コースは当初300程の候補があった中から会員企業にアンケートを行って意見を募り、条件等も考慮して最終的に110コースにまとまったものです。

組合としてeラーニングの教育ポータルサイトを導入したのは、自己啓発の教育として個人が自由に受講できるeラーニングのスタイルが今後一般的になることを予想してのことでした。また、IT関連以外の企業もコンピュータ利用の学習により、社員個々のITリテラシの向上に繋げて行く狙いもあります。

会員企業にとっては、初期導入費の負担なしで即社員にeラーニングの教育を実施できるメリットがあります。また、管理運営も事務局がおこなうので、運営負担も少なく済むようになっています。
 
「キャリアアップサービス」TOPページ
「キャリアアップサービス」TOPページ

 数年前まで、企業のeラーニング導入にはLMSなど高価なシステム導入やインフラの整備、また求めるコンテンツを市場から探し出して調達する困難などが伴い、敷居の高いものという感がありました。しかしこの「キャリアアップサービス」のようなASPのポータルサービスにより、コンテンツを重視して企業が気軽にeラーニングを利用することが可能となります。

Kiiの「キャリアアップサービス」は、(株)ネクストエデュケーションシンクが提供する「NEXT Pack e」サービスによるものです。「NEXT Pack e」とは、インターネット・イントラネット上に企業または組織専用の研修ポータルサイトを設け、eラーニングをはじめとする教育研修の情報提供・告知・相談・申し込み窓口機能を提供するもので、従来からの通信教育、集合研修情報との統合で利用することも可能です。ベンダーニュートラルであり国内1500のコースからユーザが自由にチョイス可能、コース内容主導の教育機会を提供します。

最小限のリスクで教育効果を高めるeラーニングの導入形態。eラーニング利用者の裾野も広がってゆくことが期待できます。
 
  関東情報産業協同組合 http://www.kii-net.or.jp/careerup.html
  「NEXT Pack e」  http://www.nextet.net/products/pack02.html
 

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特集1:eラーニング導入事例 関東情報産業協同組合(Kii)のキャリアアップサービス
   
特集2:eラーニングコース紹介 リニューアルDr-Network CCNA Express 2004
   
特集3:IT人材のヒューマンスキル教育連載 コミュニケーションリスク・マネジメントのススメ(3)