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特集4:現場の事例で学ぶマネジメント連載 ヒューマン・マネジメントのテクニック(19)
 ●環境変化にともなうプロジェクトマネジメントの変化

 しかし、時代が変わり、環境が変わると事情が変わってくる。経営環境が変わり、他社との競争要件に変化がおき、それが無視できない状態になる(外部環境の変化)と、内部環境も変化してくるのである。いわゆる、社内革命、刷新、再生などのキーワードが経営トップから頻繁に説明されるようになる。

 こうなると、情報システムを構築する組織も事情が異なってくる。本来、情報システムは、経営戦略を受けた情報戦略に即して構築されていくものだから、経営方針の変化は、次第に情報システム構築の仕方にも変化を及ぼす。

 これが、システム統合や、企業間システム連携(メーカーと販社のシステム連携など)の引き金になるわけである。

 こういったシステム構築は、今までの社内システムの構築とは根本的に異なる考え方、スキル、能力が必要になることをよく覚えていていただきたい。

 今までは、同じ会社の販売部門の先輩の要求を聞いていたらよかったのが、急に、別の会社の見も知らない人間とビジネスモデルを鑑みながら、コスト負担を抑えながら最大限の効果を引き出すシステムを設計しなくてはならないのである。必要な能力が今までと異なることは想像がつくと思う。

 ●できる体制の構築

 しかし、こんな能力を、多くの人間が持っていることはまずない。多くの人間は、今まで通りである。何も変わらないし、変えようとは思わない人間たちなのである。そこで、体制つくりが重要になる。

 システム統合のような新しい仕事の仕方に対応できる人間と、そうでない人間を見極め、完全に役割を分担させ、権限委譲も別々にする。そのように考えなくては、効率で、リスクを回避したシステム構築はできないのである。
 次回は、「2.できる人間を探す」について説明したい。


■芦屋 広太(Asiya Kouta)氏プロフィール
芦屋広太氏 OFFICE ARON PLANNING代表。IT教育コンサルタント。SE、PM、システムアナリストとしてシステム開発を経験。優秀IT人材の思考・行動プロセスを心理学から説明した「ヒューマンスキル教育」をモデル化。日経コンピュータや書籍への発表、学生・社会人向けの講座・研修に活用している。著書に「SEのためのヒューマンスキル入門」(日経BP社)、「Dr芦屋のSE診断クリニック(翔泳社)」など。

サイト : http://www.a-ron.net/
ブログ : http://d.hatena.ne.jp/officearon/
連絡先 : clinic@a-ron.net

 
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