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特集4:現場の事例で学ぶマネジメント連載 ヒューマン・マネジメントのテクニック(20)

IT教育コンサルタント 芦屋 広太(プロフィール

 あなたはヒューマン・マネジメント能力に自信をもっているだろうか? マネジメントで最も難しい"人間の問題"、これにうまく対処しなくては仕事の成功はない。"人を動かすためには何が必要か"を理解し、適切に行動しなければならない。
 前回は、「できる方法を考える」について説明した。

 プロジェクトのような定型化しない作業では、毎回毎回「最良な方法」を考えることが必要になる。
 
今回のプロジェクトの特徴は何か。
今回のリスクは何か。
リスクコントロールのために必要なことは何か。

 これらを要素に「できる方法」を考えるのである。ただし、変化がない時代のプロジェクトは、それでも「定型化」できる要素があった。環境変化がない状況では、人間は「これまでベストプラクティスであった方法」(過去からの経験蓄積によって導かれ、習慣化している最良の方法)を継続することで、プロジェクトを定型化させてきた。

 しかし、環境が変化すると「この方法」が最良でなくなることが増えていく。最近の状況では、「過去のベストプラクティス」自体が意味をもたないどころか、罪になることもあるので注意が必要だ。

 (企業や団体の)外部環境が変化すれば、内部環境も変化する。このような状態では、IT投資(システム開発)も、今までとは違うものが求められるようになる。求められるものが異なってくる以上、それを実現する方法も変化する。これが、新しいシステム開発の「できる方法を考える」ということである。

 そして、方法論が変化すれば、対応する「人」の能力や性格も変わってくることもまた事実である。これが、プロジェクトマネジメント2つ目の「できる人間を探す」ということだ。
 
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