DX Next検定™の学習方法

DX Next検定™を受検するにあたり、なぜ用語の学習が重要かや、またその学習方法、サンプル問題についてご紹介します。

なぜDX用語の学習が重要なのか

DX(デジタルトランスフォーメーション)の世界では日進月歩で進化し続ける デジタル技術を使って、UI、UXに優れたビジネスモデルを構築し、 それをシステム開発していく必要があります。デジタル技術には多くの用語があり、 これまでの日常業務では知り得ないものが大量にあります。 このDX関係用語を知っていないと、DXプロジェクトでは会話にさえ入れず、 仕事にならない状態になります。したがって、DX型の仕事では、 DXの仕事をする人同士でコミュニケーションが行えるDX用語を使えることが必須になってきます。 このDX用語を学んだり、どれだけDX用語を理解しているのかを計る目的などのために、 DX Next検定™は実施されています。

まず、何から学ぶ?

まず、学習シラバスを参照し、どのような用語が出題されるのかを見てください 知っている用語、知らない用語がそれぞれあると思いますが、 知らない用語が多くても気にする必要はありません。スマホやPCで、意味や利用例をひとつずつ調べてみてください。知らない用語であっても、 調べることで知っている用語になり、何回か繰り返して調べることで、理解が深まります。 これを毎日数を決めて実施し、試験までに何回か繰り返してください。

検定準拠のeラーニングや、参考著書を使うことも有効です。 eラーニングや推薦図書に紹介されている用語は重要用語なので、しっかり覚えてください。DX Next検定™では広い範囲から多くの用語が問われるので、教材だけでなく、 日々インターネットやニュース等で用語を調べることが高得点を得るコツになります。

検定準拠eラーニング教材「DX Study™」

「DX Study™」はエンジニア、営業、DX推進・企画担当者まで、職種を問わず実務に直結するDX知識を、DSS準拠の統一指標で測定・育成できます。また、個人の学習成果証明から組織の人材ポートフォリオ策定まで幅広く活用可能です。

学習項目は、DSSで定義された5領域を11カテゴリで共通知識項目とし、それに加え、製造・金融・小売・医療・行政など業種別のDX知識と最新事例を加えた12カテゴリ。 2つのモード「トレーニングモード」「アセスメントモード」を繰り返すことで、ドリル形式で効率的に習得できます。

※学習項目についてはこちらをご覧ください。

DX Study™

DX Next検定™推薦図書・資料・番組

初めてDXを学ぶ方、DX Next検定™に始めてトライする方におすすめ
(新入社員の方、学生の方にもおすすめ)

※書影をクリックするとAmazon詳細ページへ移動します

「コレ1枚でわかる最新ITトレンド[改訂第5版]」

斉藤昌義 著 (技術評論社)
2024年6月発刊

「日経テクノロジー展望2026 未来をつくる100の技術」

日経BP編集
2025年9月発刊

「図解でスッキリ クラウドのきほんとしくみ」

大澤文孝(‎ インプレス)
2025年9月発刊

「ビジュアル ビジネス・フレームワーク[第2版]」

堀公俊(‎日経文庫)
2022年9月発刊

【学びを深めたい方、DX Next検定™でレベル認定を目指す方におすすめ】

※書影をクリックするとAmazon詳細ページへ移動します

「AI白書2025」

AI白書編集委員会編集
‎ (KADOKAWA)
2025年4月発刊

「この一冊で全部わかる ビジネスモデル 基本・成功パターン・作り方が一気に学べる」

根来龍之 著, 富樫佳織 著, 足代訓史 著(SBクリエイティブ)
2020年11月発刊

【公的情報・テレビ番組等】
※クリックすると、公式ページ・詳細ページ等へ遷移します

公的情報

「デジタルスキル標準 ver.2.0<改定後版>」
(経済産業省/2026年4月

「情報通信白書 令和7年版」(総務省/2025年7月)

「DX動向2025」(情報処理推進機構/2025年6月)

「情報セキュリティ白書2025」
(情報処理推進機構/2025年9月)

「デジタル庁デザインシステム」(デジタル庁)

テレビ番組

「ワールドビジネスサテライト」(テレビ東京)

「ブレイクスルー」(テレビ東京)

「ガイアの夜明け」(テレビ東京)

「カンブリア宮殿」(テレビ東京)

どんな問題が出題される? サンプル問題

DX Next検定™のサンプル問題を3題、ご紹介します。

解説を読むと、出題意図がより理解できます

例題1 業種別DX知識&事例

国際的な人気を誇る温水洗浄便座の開発時には、多くの困難が存在した。
課題の一つであったノズルの伸縮機構は、当時ほとんどのタクシーに備えられていた自動アンテナを道で見かけたことをヒントに開発された。
しかし、さらに大きな課題は、トイレという水回りでも安定して稼働する電子基盤の開発であった。
当時の開発者は、同じく道で見かけたある物をヒントに、その分野に強みを持つ企業と協業してこの課題を克服した。
道で見かけてヒントとなったある物として最も適切な選択肢を選びなさい。

  1. 信号機
  2. 自動販売機
  3. 噴水
  4. 街中の製品広告
解答を見る
1.信号機
解説を見る
信号機は、本来、豪雨や台風、激しい温度変化といった屋外の過酷な環境下で、人命に関わる正確な電気信号制御を24時間365日、誤作動なく継続するための極めて高度な基盤技術を有している。
1980年に開発されたウォシュレットだが、当時はトイレという水回りでも安定して稼働する電子基盤の開発が大きなネックとなっていた。このような新技術の気づきは意外にも身近なものにヒントがあり、当時の開発者は道で見かけた信号機に類推思考を働かせ、その分野に強みを持つ企業との協創によって商用化という困難を乗り越えた。
この気づきと協創のプロセスこそが、現在では外国人旅行客にも広く愛される「今の当たり前」を作り上げたのであり、データやAIを使いこなす現代のDX時代を生きる私たちにとっても、身近な事象から本質を見抜く類推思考の重要性を教える極めて重要な示唆を与えてくれる。
例題2 業種別DX知識&事例

製造現場の生産効率化を目指すDXプロジェクトにおいて、ERPからの生産計画を受け取り、工場内の設備や作業員の動きをリアルタイムで管理・指示することで、仕掛品の最適化やトレーサビリティの確保を担う中核システムの導入が検討されている。
現場側は稼働の安定性と独自の作業手順の維持を重視する一方で、IT戦略側は全社的なデータ統合とクラウド連携による標準化を求めている。
この両者の橋渡しを行い、現場の実行状況を経営層へ可視化するために導入されるアプリケーション層の仕組みとして、最も適切な選択肢を選びなさい。

  1. PLC
  2. SCADA
  3. MES
  4. PLM
解答を見る
3.MES
解説を見る
MES(Manufacturing Execution System)は製造実行システムと呼ばれ、経営層の生産計画(ERP)と現場の設備制御(PLC等)の中間に位置し、製造の「実行」フェーズを管理するシステムである。
MESは、生産指示の配信、作業の進捗管理、設備や作業実績の収集、トレーサビリティの確保などを担い、現場の状況をリアルタイムで可視化することで、計画と実行の乖離を埋める役割を果たす。
このようにMESは、現場の安定稼働と全社的なデータ統合を両立させる「橋渡し」の役割を担う、製造業DXにおける中核的なアプリケーション層である。
また、製造業と他業界が協創する際には、このような基本的な業界用語やシステム構造を理解しておくことが不可欠である。MESはその代表的な用語の一つであり、異業種連携を進める上での基本的な知識となる。
例題3 デジタルテクノロジー

あるITスタートアップでは、国境を越えた複数のエンジニアが生成AIと対話しながら同時に同じシステムの開発を進めていた。AIによってコードの出力スピードが飛躍的に上がった一方、誰がどの機能を更新したのかが不明確になり、チーム内でのコードの競合や上書きが発生するリスクが高まった。
そこでチームは、作業履歴を枝分かれさせて個別に管理し、AIと人間が共創した成果物を安全に統合できる仕組みを徹底した。
これにより、複数の修正を効率的に並行させ、過去の正常な状態へも即座に戻せる開発環境が整った。
このチーム開発の生産性を支える、バージョン管理の仕組みとして、最も適切な選択肢を選びなさい。

  1. Git
  2. リーダブルコード
  3. テクニカルライティング
  4. ソフトウェア設計原則(SOLID)
解答を見る
1.Git
解説を見る
Gitは、プログラムの変更履歴を記録し、チームでの並行開発を支援するツールである。現代のソフトウェア開発において、Gitは「協創のインフラ」といえる、習得が不可欠なスキルである。
生成AIがコードを大量に出力する時代においては、誰がどの変更を行ったのかが不明確になり、コードの競合や上書きが発生しやすくなる。
Gitは、『いつ・誰が・何を変更したか(履歴管理)』と『複数の機能を同時に開発する(分岐)』仕組みによって、それらの問題を防ぎ、チーム全体での安全な開発を支える役割を担っている。