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特集1:「仕事がうまくいくコミュニケーションの技術」出版記念特別インタビュー IT教育コンサルタント芦屋広太氏が語る「仕事がうまくいくコミュニケーション」とは
 編集部: 本書の書き下ろしで苦労されたところ、また特色について教えてください。
 芦屋氏: 幅広い層の人たちに、より分かりやすく書くということが難しかったです。私はIT系の仕事をしており、そこでの体験が基になっていますが、コンピュータに関わっている方々だけの専門書ではなくしたいと思いました。SEなどは専門的な仕事だと思うのですが、
編集部: そういう人たちだけにコミュニケーションスキルが必要なわけではないと思われたくなかったのです。日常生活、例えば家族であってもいいのです。「仕事がうまくいくコミュニケーション」と書いてありますが、すべてが戦略的、計画的にコミュニケーションできればいいと考えています。場当たり的なコミュニケーションはよくない。それを、子供にもわかってもらいたい。私は小学校6年生になる娘にも分かるように書きました。たぶん読んで理解してもらえると思います。
特色は、まず本としては「気づきを促す"言葉"」が本文の最初に出ていること。言葉にすべて意味があってさまざまな「気づき」を起こさせる構成になっていると考えています。そして、なんと、インターネット上でご自身のコミュニケーション力をセルフチェックすることのできるシステムを用意しています。実は、ブレンディング教育ができる構成になっているんですよ。セルフチェックはもちろん無料で何回でもトライできます。ぜひ本書を熟読して高得点を狙って欲しいですね。
編集部: 「仕事がうまくいくコミュニケーションの技術」は、どのような読者に読んで欲しいと思いますか。また、企業の人事・教育・研修担当の方々に望まれるがありましたら教えてください。
芦屋氏: やはり仕事上でなかなかヒューマンスキルが身につかない人に読んでもらいたいですね。仕事で人とうまくやらなければいけないのだけれどもヒューマンスキルがついていない。例えば、異動などで人とあまり付き合う仕事をしていなかった方が、たくさんのお客様を担当するような仕事になったとときにものすごいストレスを感じると思うのです。そのときに、初めて誰かに教えて欲しいというようになります。ただ、やはり、正しく体系的に理論的に教えてくれる人が同じ職場や近くにいるとは限らないわけです。で、本人たちがストレスをためてしまうというのが非常につらいだろうなと……。今回の仕事は、読むだけでそういうことが疑似体験できる、あたかも先輩が教えてチェックしてくれるようなかたちを実現できたと思っています。そして、先ほどもお話しましたが、今回の本書の目玉であるオンライン診断システムを実施して、自身の教育効果測定(ROI)に役立てて欲しいですね。個人でこのような形態でROIを測るということは国内でも初めてのことだと思います。教育効果を意識してご活用いただければ必ずスキルアップにつながります。
編集部: 次世代の人財教育についてメッセージをいただけますか。
芦屋氏: これから日本はサービス産業が中心になると思います。いわゆるものづくりの時代というのは、コミュニケーション力はあまりいらなかったようなんですね(すし屋の板前さんは昔からうまいかもしれませんが)。自分の技とかいうものに自信があればものが作れていて、国が潤った時代というのはもう終わっているのではないかと思います。そして、これからのサービスというのは人に気持ちよくなってもらうような商品を作っていくのだと思います。しかし、サービスだから目に見えないので、売り方というものが全部変わってくると思うのですね。そういうときに、いままではいらなかった、日本人には身についていない能力というものが必要になってくるのだろうなと。例えば、化粧品にしても服にしてもバックにしても、ブランドのつくり方は欧人が非常にうまいですね。米人は、AとBを組み合わせて、C、D、E、Fを作り出すという大きなパワーがものすごくあるわけです。日本はIT系ビジネスが多くなってきている。それを危ういという人がいるかもしれませんが、AとBがそれぞれやっているよりも、AとBをくっつけて、AとBで使われていない資産があればそれが組み合わさることによって、ものすごいものが生まれてくる可能性を持っています。たとえば今回だって、私ひとりがやっていたらこんなことにはなかったと思います。こういうことをやっていくことで、「次世代の教育」というのが日本で初めてできるかもしれない。それはそれぞれがもっている資産、それを組み合わせたからできたのであって、それぞれでやっていたらたぶんできなかったであろうと。こういうことをAとBでやる、A、B、C、D、E、Fでやる、100の100乗になっていく……。そういう世の中になっていくのだろうなと思います。そういうときに必要な人材のスキル、能力というのは、やはりものをクリエイトする力とコミュニケーションする力。そのなかで一番大事なのは現状を否定するような「こんなのできっこない」とか、そういう意識をもっていないことです。とにかく自分で考えて、たとえみんなから反対されても負けない、そうような力、強さを教育、そういう人を育てる教育というのを日本全体に、特に若い人にしていきたいというふうに考えています。だから、本書は、小学生、中学生、高校生にも読んでもらいたいですね。そのために、これからも「次世代の教育」というものを常にクリエイトし、コミュニケーションして伝えていきたいと思います。
【ご購入はこちら】
・株式会社PHP研究所 = http://www.nextet.net/products/ashiyakouta_001.html
・アマゾンドットコム = http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4569648223/qid%3D1143716867/249-1526711-0685964


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■芦屋 広太(Asiya Kouta)氏プロフィール
芦屋広太氏 OFFICE ARON PLANNING代表。IT教育コンサルタント。SE、PM、システムアナリストとしてシステム開発を経験。優秀IT人材の思考・行動プロセスを心理学から説明した「ヒューマンスキル教育」をモデル化。日経コンピュータや書籍への発表、学生・社会人向けの講座・研修に活用している。著書に「SEのためのヒューマンスキル入門」(日経BP社)、「Dr芦屋のSE診断クリニック(翔泳社)」など。

サイト : http://www.a-ron.net/
ブログ : http://d.hatena.ne.jp/officearon/
連絡先 : clinic@a-ron.net

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