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■ eラーニングの普及ということでSCORM等の規格が業界内で注目されていますがこのことについてはいかがでしょうか。


 コンテンツの流通の促進という意味では、このような規格が普及するのは、非常に重要なことだと思います。

 しかし、この規格に過大な期待をかけることはeラーニングの発展に妨げる可能性があると考えています。規格はあくまでもLMSの最大公約数的な意味であり、規格内の機能だけでは、様々な学習効果の向上や管理機能などの強化が図れず、かえって縛りになっていることもあるのが現状です。

 最低限の互換性を保ちながら、いかに教育効果の高いコンテンツを開発していくか、あるいはLMS自体についても、教育効果を高めるための機能強化をいかに進めるかが、ポイントになると思います。また、これに伴って規格が拡大することも考えられます。

 例えばビデオテープでVHS規格がありますが、さらに高画質のS-VHS規格ができ、最低限の互換性を保ったデジタル対応のD-VHS規格もあります。上位規格で録画されたコンテンツは下位のデッキでは再生できません。だからと言ってVHS規格のコンテンツだけで満足する人は多くはないでしょう。さらにメディアは違うが出力信号の規格だけが同じであるDVD規格も今後より普及していくでしょう。

■ ユーザー側が、今後eラーニングの導入を検討する場合どのようなことがポイントになりますか。
 
<柴原氏>
現在のeラーニングの特徴のひとつとして、学習管理システムLMSがナレッジマネジメントシステムと統合する事や、LMSに各社員のスキル管理機能を持たせる等、管理機能が多角的に拡大していることがあげられます。

 もうこれらは、ラーニングという言葉の世界を超え始めています。特にナレッジの共有という点では企業価値を高める上で不可欠になります。
 NRIラーニングネットワークでは約5,000人を対象に、ナレッジマネジメントの機能にLMSを包括したeラーニングサイト「e-STEP」を運営し、様々な実証実験を行なってきました。現在、社員必須の研修だけで年間5億円のコストを削減する等の非常に高い効果を上げることができています。これらの実績をもとにこの「e-STEP」を製品化し提供致します。

 また先にも申しましたが、効果的なeラーニングの活用として学習スタイルも「RealBlend Learning Integration」の要素が不可欠になると考えます。

 このように、学習管理機能から学習スタイルまでeラーニングの変化は加速しています。その為、導入を検討しているユーザーは、そうした最新の情報を常にウォッチし、自社の経営戦略の為にどのようにeラーニングを活用していくかを考えるのが好ましいでしょう。

■ありがとうございました。

<お問い合わせ先>
NRIラーニングネットワーク株式会社
東京都千代田区大手町1-6-1 大手町ビル
TEL:03-5208-1360
FAX:03-5208-1363
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E-mail:asknet@nri.co.jp


 


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