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株式会社エヌ・アンド・アイ・システムズ 様
人間力を高めるために重要なのは自分を知り、他人を知ること。
自分の適性・意識の棚卸しや、相互理解に役立っています。
1993年設立の独立系ベンチャ企業で、ネットワーク・プラットフォームに関するコンサルテーション・設計・導入、運用まで、一貫したサービスとサポートを提供している。創業以来、製品の販売ではなく、サービスの提供にこだわり、顧客がITの環境を使うなかで、一番ベースになる”ネットワーク”を、特定のメーカー等に限定せずに最適な構成で提供している。
それに付随したサービスとして「ITセクレタリィ」という、お客様のかゆい所に手が届く、女性ならではのコミュニケーション能力やホスピタリティを活かしたスタッフ派遣事業にも乗り出している。
今回は、株式会社エヌ・アンド・アイ・システムズ管理部長として人事、経理、総務関連の業務に従事され、100%子会社のエヌアイスタッフ社では執行役員というお立場で、積極的に採用活動に携わる荻原みゆき様に、エヌ・アンド・アイ・システムズの人材育成の戦略から、アセスメントの活用方法や、今後の展望までお話を伺った。
「人間力」を高めるために、まずは「自分を知る」
ー 貴社の人材戦略についてお教えください。
今年から「人間力を高めよう」「適材適所」をキーワードにやっています。ですから、「未経験だからチャレンジできない」ということではなく、「適したところを見つけ、いい所を活かして業務についていただく」という方向でやっています。
それが、会社にとっても、本人にとっても、双方にとって一番いいという想いです。
それには、適性診断「NET*ASK」を通じて「自分を知る」いうことが有効かな、と思っています。
ー 適性診断「NET*ASK」導入以前、貴社で人材採用または人材育成の課題は何かありましたか?
そうですね、以前は、ポジションがあって、そこに無理やり人をあてはめる、という時期もあって、それは個人に負担であったり、他に活かすべきところがあるのに、そこを活かすことができない、という事もありました。
「ポジションが与えられる」と思ってもらえればまだよくて、「押し付けられる」という認識となってしまう場合もあったと思いますが、それではモチベーションもかわってきます。
実際に試してみた診断結果を見て、思わず納得
ー 「NET*ASK」の導入を検討された経緯について教えてください。
お取引先様に紹介していただきました。お話を聞いた当初はイメージできなかったのですが、実際に、代表取締役社長の青木健一郎と、常務取締役の川瀬勉と、私でトライアル実施をさせてもらいまして、3人が3人結果を見て、「あ~、そうだよね!」という納得した結果が出たので、本格的に導入を検討しました。3人それぞれの特長が本当に良くでていましたね。
ー その際、他社さんの診断と比較はされましたか?
以前は、エンジニア向けという限定した形でしたが、他社さんの診断を使っていました。
そもそも「エンジニアだけに必要なことではないよね」という見直しの声があり、また、その診断は実施に1時間ほどかかり、かつ診断結果が出るまで3日ほどかかっていたこともあり、すぐ結果が確認できる、いい診断が他にないか探そうか、というタイミングでした。
一つひとつの項目を振り返り、深く解釈できる
ー 「NET*ASK」の導入の決め手を教えてください。
シンプルなだけに、色々な解釈ができるという点、一つずつの項目を振り返ることができる点が新鮮でした。汎用の決まった文章で出てくるだけでなく、文章にプラスして、レーダーチャートでイメージがつかみやすく、前向きに、深く解釈できるのが非常にいいな、と思いました。 また7分程度で完了するという「NET*ASK」のスピーディーさがありがたいです。現在採用では、診断後、印刷した結果を基にすぐに面接ができています。
ー 荻原様は診断技術の認定講習「NET診断スペシャリスト※1」も1級まで取得いただいていますね。
はい、学習の結果、さらに診断結果を読めるようになりました。 まず一目で大まかに外交的なのか、内向的なのかといった特長がとらえられ、見た目ではわからない深い部分、何か秘めたものがあるのか、というところが全部ではありませんが、かなりわかるようになりましたね。
社内のコミュニケーション・ツールとしても活用
ー 「NET*ASK」を実際は具体的にどのように活用されていますか。
今年、初めて導入しているので、まず既存社員に対して、全員実施しました。 また、その結果を説明する場として、社内の全体会議で結果の概要説明をした後、いわゆる社員同士の「見せ合いっこ」を企画しました。
席順もあえて事前にこちらで決めておいて、同じテーブルを似たもの同志のチームにしておきました。一つのテーブルには似たような人が集まっていて、隣のテーブルを見ると、全く違うタイプの人のグループが集まっている、というような席順です。
ー 会は盛り上がりましたか?
はい、とても盛り上がりましたね。チーム対抗でじゃんけんゲームなどもやりました。
私自身は事務局としての参加だったんですが、どちらかというと内向的なタイプの人のテーブルは静かなのかと思いきや、集まると、相互にとても話しやすい雰囲気が出来て、「チーム飲み会をやろう!」などという話も出ていました。
また、その場だけでなく、診断結果は社内でコミュニケーションのツールとして、共通言語として使っています。
例えば、結果を見ると同じ案件で活躍している人は、同じような波形で、それも責任感などプロ意識が皆、かなり強かったという事例がありました。
逆に言うと、それぐらい強いプロ意識がある人の集団ではないと、その現場では難しい、というようなことを皆が共有できるようになったので、社員相互のコミュニケーションツールとしても面白いと考えています。
また朝礼の時に、社長の青木や常務取締役の川瀬が定期的に振り返って話してくれるので、風化せず、自分がどう行動することが必要か、というのが皆に残っているので、社員全体の意識が高まっていますね。
チームの中での立ち位置、存在意義を「自ら考える」ように
ー 社員の皆様の反応はいかがですか?
先ほどの全体会議では、普段話せないような人達とも話せるようになったという声がありました。 また業務をやるうえで、たとえば「内向的」と出た場合でも、チームにとっては必要な存在である、という自己の気づきもあり、本人も前向きにとらえていますね。似たもの同志が集まったチームが良い、というわけではありませんので、チームの中での立ち位置、存在意義が明らかになったということは、相互理解にとても役立っています。
結果的に、自分が何で勝負すればいいか、ということを「自ら考える」こともできるようになったと感じています。定期的に活用することで、自身の変化も分かり、さらに役に立つと思います。
ー その他の場でも活用されていますか?
社内でキャリアカウンセリングをはじめたのですが、その際に「NET*ASK」の結果があると非常に話しやすいです。 川瀬と私の2名が社員のキャリアカウンセリングをしているのですが、「NET診断スペシャリスト」の学習もとても役にたっています。
当社が導入して良かったからこそ、サービスメニューに追加
ー 貴社の人材育成の今後の展望と、その中で弊社に期待されることをお教えください。
「ITセクレタリィ※2」のメンバーにも、診断の読み方、活用方法を学習してもらう予定です。
当社が導入してとても良かったところ、コミュニケーション、適材適所、自分の適性、意識の棚卸など役にたつことが多いな、と感じていますが、お客様も同じようなことで悩んでいらっしゃると思いますので、「ITセクレタリィ」に、社員アセスメントのサービスメニューを追加したいと考えています。
人事の方、経営の方も、社員の診断など、何か手をつけたいけれどどうすればいいのかわからない、という時に手軽にはじめられるように。また、受診の説明や事務作業、結果の説明やキャリアカウンセリングも含めて、ITセクレタリィがまるっと代行できるようにしたいですね。
結果の説明に関しては、社内の人より、外部の「ITセクレタリィ」がプロの言葉で伝えることで、個々の皆様に腹落ちすることもあるのでは、という考えもあります。
こういった部分も含めて、ネクストエデュケーションシンクさんには今後ますます支援をお願いしたいですね。
- ※1 「NET診断スペシャリスト」とは
- 人材のコンピテンシー・適性把握のための総合診断・分析技術の認定講習制度(ネクストエデュケーションシンク実施)。経営者、人事部、人材開発部門の方、コンサルタントの方向けに、診断・分析の実践技術を身につけ、対象人材を総合的に理解した上で、採用や部署配属、人材開発、キャリアカウンセリング、研修等を自信をもって実施するため、また大学のキャリアセンター等で学生の就職・適職指導のために活用されています。
- ※2 「ITセクレタリィ」とは
- 荻原様に伺いました。“「上級秘書ライセンス」と、「ITリテラシー」がある、頼れる人材です。IT技術者の派遣と一般事務派遣の中間的存在とも言えます。以前よりお客様先でのニーズがあり「IT技術者まわりでサービスを提供する」というスタッフを派遣していました。それを改めてメニュー化しました。例えば、Excelの帳票をただ言われた通りに作るだけでなく、もう少し業務を見える化し、踏み込んだ提案ができる存在です。また、スタッフの後ろには、バックアップ機能があるので不明点のカバーや、テンプレート他のナレッジを提供できることも利点といえます。”
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